デイトレード戦略(15分足)の設計思想
デイトレード戦略は15分足を使った短期売買ロジックで、USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYの3ペア(4ペア目EUR/USDは準備中)を対象に、15分ごとのtickループで常時監視しています。日足戦略が1日1回の判定なのに対して、こちらは東京時間・ロンドン時間・ニューヨーク時間のボラティリティを細かく拾いに行く短期ロジックです。
中核はボリンジャーバンド順張り(BB_TREND)というロジックです。BB(20,2)の上限を価格がブレイクし、さらに上位足(1時間足SMA)が上昇トレンドを示しているときにBUYエントリー。逆にBB下限ブレイク+上位足下降トレンドでSELL。単にBBを抜けただけでは仕掛けず、「より長い時間軸のトレンド」と一致した時だけ発動させることで、レンジ相場でのダマシを減らす設計です。
重要なフィルターが2つあります。1つ目はスクイーズ検出によるリスクブーストで、過去5本のBB幅が通常の80%以下まで縮小した状態(=ボラが潰れてブレイク前夜のような局面)を検出すると、リスク率を通常1.0%から1.4%に引き上げます。ボラ縮小からの爆発的ブレイクは期待値が高いため、資金配分を厚くする発想です。2つ目はSMA乖離フィルターで、1時間足SMA20から価格が3ATR以上離れている場合はスキップします。伸び切ったトレンドに飛び乗って天井掴みするのを避けるためです。
時間帯フィルターも入れていて、4〜6時(日本時間早朝)と21〜23時(米株引け後)は流動性が薄くスプレッドが広がりやすいため、エントリーを完全にスキップします。スリッページによる期待値悪化を構造的に避ける仕組みです。
決済側は時間減衰SLが特徴です。初期SLはATR×2.0と広めに設定してノイズ耐性を持たせますが、エントリーから45分(15分足3本)経過してもブレイクイーブンに到達していなければSLをATR×1.0まで自動で縮小します。「トレンドが出なかったポジションは早めに切る」という時間価値の概念を組み込んだSLです。BE到達後は日足戦略と同じ適応トレーリング(逆行足0.15ATR / 順行足1.5ATR / 高ボラ3.0ATR)に切り替わり、利益を伸ばします。SLには3pipsの下限フロアを設けていて、スプレッド分で踏み潰されないようにしています。
再エントリーは段階的再IN(BE到達時に追加ポジション)と、トレーリングSL決済後の押し目再IN(最大3回)の2ルートを用意しています。ただしDT(下位足ダウントレンド)フラグが立っているEUR/JPY・GBP/JPYでは再INを抑制する設計です。3ペア合算のバックテストでプロフィットファクター2.0前後、1年間で+10,000pips以上の実績を確認しています。
主要パラメータ
BB(20,2)ブレイク + 上位足(1h SMA)一致
BB幅80%以下 → リスク1.0%→1.4%
初期ATR×2.0 → 45分でATR×1.0
4-6時 / 21-23時エントリースキップ
バックテスト実績
- 対象ペア USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY(EUR/USD準備中)
- プロフィットファクター 2.0前後(3ペア合算)
- 年間獲得pips +10,000pips以上
- リスク/トレード 1.0%(スクイーズ時1.4%)
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